I cheer you!
「あ、新一ィ!」 聞き覚えのある可愛い女の子の声に、新一は振り返った。 廊下の向こうから体操着姿で手を振る、可愛い女の子・・・毛利蘭、新一の幼馴染である。 蘭!」 新一もちょっと手を上げ、蘭の元へ駆け寄る。 「いよいよだねー。がんばろうね、お互い」 「ああ」 微笑み合う2人。美男美女の組み合わせで、1人でも目立つ2人、一緒だとなおさら目立っているのだ が、本人たちに自覚はない。 今日は、ここ帝丹高校の運動会である。 新一や蘭達3年生にとって最後の運動会だ。新一は白組、蘭は赤組である。ところで2人が頭にしてい るハチマキ、他の人よりもずいぶん長いのだが・・・それにはわけがあり、実は新一は白組の応援団長 、蘭は赤組の副団長なのだ。そして、赤組の団長は・・・ 「らーんちゃん、おっはよー!」 と、どこからか現れて後ろから蘭に抱きつき、その頬に素早くキスしたこの男――― 「!てっめえ〜〜〜っっ!!」 「か、快斗くん?」 そう、黒羽快斗である。 「おーっと、大事な決戦の前に暴力沙汰はやめてくれよな、新一くん」 殴りかかろうとした新一をひょいとかわし、蘭の横に並ぶ快斗。 「俺が団長、蘭ちゃんが副団長をやるからには、赤組絶対優勝だよな」 と、快斗が蘭にニッコリ微笑むと、蘭も笑って、 「そうだね」 と言った。 「ふん、言ってろよ」 新一は不機嫌この上ない。蘭とはクラスが別な上、運動会でも敵同士。なのに快斗はクラスも一緒で 、運動会でも・・・。面白くないのは至極当然のことだった。何しろ新一は、物心ついたときから蘭に 片想いしているのだから―――。 快斗とは高校に入ったときからの付き合いだ。1年生のときは3人とも同じクラス。快斗が蘭に一目惚 れし、蘭もまんざらでもない様子。そしてこの三角関係が始まったのだった・・・。 ところで、白組の副団長が誰かというと・・・ 「あら、こんな所で3人寄って、何の相談?」 と言ったのは、新一と同じクラスの宮野志保。 「あ、志保ちゃん、おはよう」 蘭がニッコリ笑うと、志保も笑みを返す。 「おはよう、蘭さん。今日はがんばってね」 「ありがと、志保ちゃんもね」 「わたしはいいわ。蘭さん見てるほうが楽しいし」 と、肩を竦めてしれっと言う。その言葉に蘭は赤くなり、新一は顔を顰める。 「宮野・・・オメエ、ちっとはやる気っつーもんを見せろよ」 「いやよ。副団長なんてやりたくてやってるわけじゃないもの」 ときっぱり。そう、毎年運動会の団長、副団長はそれぞれのチームの人気投票によって決められてい るのだ。新一、快斗、蘭は最初は戸惑っていたものの、やるからにはちゃんとやろう、と思ってやって いた。特に快斗は蘭と一緒なら何でもやる気だったし・・・。しかし、志保だけはどうにかして誰かに 代わってもらおうといろいろ動いていたようだが、結局代わってくれる人物が見つからず、当日になっ てしまったというわけだ。 「らーん、おっはよ―」 校庭に出ると、すでに出ていた園子が蘭に手を振る。園子も、蘭と同じ赤組だ。 「あ、園子、おはよう」 「ねえねえ、例の格好、まだしないの?」 にやにやしながら言う園子を見て新一が、 「例の格好?なんだ、それ」 と、訝しげに首を捻る。 「園子ってば!まだみんなには内緒なんだから・・・。あれは、午後の応援合戦のときよっ」 「な―んだ、そうなの?」 「おい、蘭。なんだよ例の格好って」 と新一が聞くと、蘭は困ったような顔をした。 「オメエには教えらんね―んだよ」 蘭の代わりに、快斗が応える。 「何でだよ?」 「バーカ、敵に手の内を見せられるかっつーの。ま、応援合戦のときを楽しみにしてな」 ニヤッと、快斗が不適に笑う。 新一は面白くなかったが、蘭も教えてくれそうになかったので、それ以上は聞かないことにした。 何はともあれ運動会は始まった。中学校のときまでと違って家族が見に来るわけではなかったが、充 分盛り上がり、勝負も白熱していた。なんと言っても両団長の私情もあいまった応援の応酬に2人の思 惑に気付かない蘭と、バカバカしくて付き合いきれないと思っている志保以外の人間が皆、のまれてし まっていた。 「あ、ねえ次の100m走、2人とも出るじゃない」 蘭の隣でプログラムを見ていた園子が言った。 「2人?」 「そうよ。新一くんと快斗くん。ね、どっちが勝つと思う?」 「うーん。新一もサッカーやってたから早いけど・・・快斗くんも運動神経良いし・・・。でも、同じ チームだからやっぱり快斗くんを応援したほうが良いよね」 「ま・・・ね。けど、ホントはどっちを応援したいの?」 と、園子が興味津々という感じで聞く。 「どっちって・・・そりゃどっちも・・・でも―――」 「でも?」 「わたしが応援しなくても・・・」 と言いながら見た蘭の視線の先には――― 「うひゃあ、何あれ」 今まさに始まろうとしている男子100m走。その周りに群がるたくさんの女の子たち―――。 「すごいわね。みんな新一くんと快斗くんの応援?」 「さあ・・・でも、ホントにすごいね。2人とも人気あって。あれだけの子達がみんなで応援してたら 、わたしの声なんて聞こえないよ、きっと」 「何言ってんのよ、蘭」 と、園子が呆れたように言った。 「あの2人に、蘭の声が聞こえないわけないじゃない」 「え?だって、あんなに一杯・・・」 「良いから、来て!」 戸惑っている蘭の手を掴み、園子は群がっている女の子たちの間を縫って、前に出た。 「あの2人は何番目かな。―――あ、最後か。思った通り、新一くんと快斗くん、一緒に走るのね。ア ハハ、2人ともわざと目ェ合わさないようにしてるわよ」 「ホントだ。どうしてかな?」 と首を捻る蘭に、園子は呆れ顔で 「さあね・・・」 とだけ言った。 いよいよ競技が始まり、蘭と園子は同じ赤組の男子を一生懸命応援していた。それを見ていた新一と 快斗は――― 「―――蘭のやつ、何他のやつの応援してんだよ」 と、ボソッと呟く新一。それを聞きつけた快斗は、 「蘭ちゃんは誰にでも優しいからな。やきもちばっか妬いてっと身がもたねえぜ?新一」 と、ニヤッと笑って言う。 「余計なお世話だよ。―――言っとくけど、蘭はオメエにはわたさねえからな」 「ふん、俺だって負けるつもりはねえよ。付き合ってる年数はオメエのほうがなげえかも知れねェけど な、蘭ちゃんを想う気持ちじゃ負けてねェつもりだぜ」 2人は睨み合い、見えない炎を燃え上がらせていた・・・。 「あ、次、あの2人だよ!」 と、園子が言い終わるより早く、女の子の黄色い声援が響き渡る。 「工藤く〜ん、がんばって〜〜!!」 「黒羽せんぱ〜い!がんばってくださ〜い!!」 「は〜、すっごいわね・・・。ほら、蘭も応援しなきゃ」 と園子に言われ、周りの女の子たちの迫力に呆気にとられていた蘭ははっと我に帰り、 「え?あ、う、うん、そ・・・だね」 と言いながら2人を見て、一瞬どっちを応援するか迷ってから・・・ 「新一!快斗くん!がんばって!!」 と大きな声で言った。―――と、新一と快斗がほぼ同時に蘭のほうを向き・・・新一は軽く手を上げ ニッと笑い、快斗はその手でVサインを作り、バチッとウィンクして見せた。 周りにいた女の子たちが、いっせいに羨望と嫉妬の視線を蘭を向ける。それにうろたえる蘭。 「あ・・・あれ・・・?な、なんで・・・」 「ほーらね?あの2人が蘭に気付かないわけないんだから」 と言って、園子が得意気に笑った。 パンッ スタートの合図とともにギャラリーの注意は再び競技に集中する。 「工藤先輩、がんばれ!!」 「黒羽くーん、負けないでー!!」 2人の早さはほぼ同じ。 そしてゴール前10mのところで、快斗がつまづきそうになり、一瞬新一が前に出た。それを見た瞬間 、蘭は思わず叫んでいた。 「快斗くん!!がんばれー!!」 そして―――2人同時にゴール! 再び辺りは黄色い声援に包まれた。 「すっごーい!2人ともやっぱり早いわね!ね、蘭行こうよ!」 と言って、園子は蘭の手を取りゴールへ走って行った。 新一と快斗は2人同着と言うことで、1位の旗の下でハアハアと苦しそうに息をしていた。 「新一!快斗くん!」 蘭が声をかけると、2人同時に顔を上げた。最初に立ち上がって蘭に駆け寄ったのは快斗だった。 「蘭ちゃん!応援してくれてありがとうな!ちゃんと聞こえたぜ?蘭ちゃんの声」 「ほんと?」 蘭がビックリして目を見開く。 「ああ、同着だったけどな」 「うん。2人ともすごいね。かっこ良かったよ、新一」 と言って、蘭がニッコリ笑って新一を見る。新一はちょっと不貞腐れたような顔をしていたが、蘭に そう言われて一気に頬が緩む。それでもポーカーフェイスを装って、 「あ、ああ、サンキュ」 とだけ言った。 そんな新一の心理に気付いている園子と快斗は、必死に笑いを堪えるのだった・・・。 その後も競技は続き、応援団の熱のこもった応援(主に蘭の出ている競技のときだったが)も続いて いた。 そして午前中の競技が終わり、休憩時間になった。 蘭たちは仲良く芝生でお弁当を広げることにした。 「はい、新一、快斗くん、お弁当」 と言って、蘭がお揃いのバンダナで包まれたお弁当箱を2人の前に置く。 「え―、蘭ってばもしかして、3人分のお弁当作ってきたの?」 「うん。2人も3人もそんなに変わんないよ?どうせ同じおかずだし」 と言ってニッコリ笑う蘭。 「やったあ♪サンキュー、蘭ちゃん」 と言って、快斗は早速お弁当の包みを開いた。それを横目で見ていた新一。 「何でオメエまで蘭に弁当作ってもらってんだよ?」 「だって、今俺んち母さん旅行中だもん。それ話したら、弁当作ってくれるって言ったの蘭ちゃんだぜ ?」 「そうなのか?蘭」 「え?うん。だってみんなお弁当なのに1人でパン買ってたりするの、寂しいじゃない」 とニコニコしながら言う蘭に、何も言えない新一。それを見ていた志保はくすくす笑い、 「良いじゃない、3人仲良くお揃いで」 と言ったのだった・・・。 午後は、両チームの応援合戦で始まる。 始めは志保率いる白組女子応援団から。全員チアガールの格好で登場し、男子から“おおっ”という 歓声が上がる。軽快な音楽に合わせ、踊る団員たち。だが、肝心の志保は1番端で笛を吹いているだけ という・・・志保のファンである男子たちは皆がっかりしていたが、新一は予想していたのでやっぱり な、と言う感じで見ていたのだった。 次は新一率いる白組男子応援団。こちらは体操部の部員と新一がいるため、かなり難易度の高いアク ロバットを取り入れた組体操を披露した。もちろん、女の子は皆大喜び。赤組の女子も新一に見惚れて いたが・・・ 「どうせ、新一君は蘭だけが見ててくれれば良いと思ってんのよね」 と園子が呟く。それに頷くクラスメイトの女子。 「ホント、蘭以外は一派一絡げって感じよね」 白組男子の演技が終わり、女子の歓声が響く中、いよいよ赤組女子応援団の登場だ。 実は新一はそれが気になって、あまり演技に身が入らなかったのである。と言っても、一応そつなく こなしたのだが・・・。 校舎の陰から走って出てきた赤組女子応援団。その格好は・・・ 『おおおおー――っ』 どよめく男子生徒。それもそのはず。蘭たちの格好ときたら・・・。 赤いエナメルのビスチェに、同じ生地の超ミニスカートで、しかもスリットが入っていて太ももも露 に実に露出度の高い格好で登場したのだから・・・。胸の谷間もおへそも丸出しというその格好に、さ すがの新一も、ポーカーフェイスを保つことが出来ず・・・ ―――ななな、何なんだァ、あの格好は―――!! ワナワナと震えながら、ふと園子と目が合う。園子が新一に向かってニカッと笑い、Vサインを見せ た。 ――――園子のやつだな!あんな格好考えたやつは〜〜っ 蘭は長い髪をポニーテールにし、少し恥ずかしそうに笑っている。 ―――くっそー、すげー可愛いじゃねーか!他のやつになんか見せたくねーよ!! 新一が一人悶々とする中、ロック調の音楽が流れ、蘭たちの演技が始まった。持っていたバトンを器 用にくるくる回しながら踊る蘭たち。動くたびにスカートからちらちらと太ももが覗き、男子たちの視 線はそこに集中していた。 ―――だ〜か〜ら〜、見んじゃねーよー!! と思いながらも新一は蘭の姿を見つめていたのだが・・・演技も終盤に入ったころ、今度はその音楽 に合わせ、男子のほうが登場してきた。快斗達男子はガクランを着ての登場だ。そして、音楽に合わせ やはり踊っていたのだが・・・。後少しで音楽も終わりというところで、男子が1列に並び、女子がそ の前に出た。 何をするんだ?と思って見ていると、女子が音楽に合わせバトンを上に上げ、くるっと回ってまたバ トンを受け取る―――と、そこまではよかった。問題はその後―――終わるタイミングにあわせ、男子 全員が一人一人女子を肩に担ぎ上げたのだった。もちろん蘭を肩に乗せたのは快斗で・・・蘭の太もも を快斗が抱きしめるような格好になっていたのだから、新一がどれほどのダメージを受けたか・・・お 分かりいただけるだろう。 女子が退場し、男子の演技に移っても新一は放心状態で・・・ 「ちょっと、工藤君大丈夫?」 と、声をかけてきたのは志保だった。肩をうさぶる様にして呼ぶと、やっと新一は我に帰った。 「ら、蘭、蘭は?」 「もうとっくに退場しちゃったわよ。今ごろもう着替えてるんじゃない?」 と、志保が呆れたように言うと新一は蘭たちが退場した校舎裏へと、猛ダッシュで走り出したのだっ た。 「仕様がない団長ね・・・。でも、さっきの蘭さんの格好、良かったわね。後で園子さんに写真貰おう かしら」 と、真面目な顔で呟く志保を、前にいた男子生徒がギョッとした顔で振り返ったのだった・・・。 「蘭!!」 プールの更衣室で着替え終わって出てきた蘭の前に、突然新一が顔を出した。 「キャッ、新一?ビックリするじゃない。どうしたの?」 「どうしたのじゃねーよ!何だよあのカッコ!」 と、すごい剣幕で言う新一に、蘭はちょっと顔を赤らめ、 「だって・・・園子が最後の運動会なんだから、あれくらいやったほうが良いって・・・」 「だ、だからって、あんなカッコ・・・しかも、最後のあれ、何だよ?快斗に太腿触られてたじゃねー か!」 「あ、あれは、園子がせっかくだから男子も絡んだほうが良いって・・・」 「〜〜〜ッたく、いちいちあの女に乗せられやがって〜」 頭を抱える新一に、蘭はちょっと悲しそうに、 「新一・・・いやだったの?あの格好、変だった?わたし」 と言った。新一は悲しそうな蘭の声にハッとし、 「べ、別に変じゃねーよ!変じゃねーけど・・・その・・・ヤロ―どもの視線がさ・・・気になっちま って・・・」 と、最後のほうはぼそぼそと言う新一に、蘭は首を傾げ、 「―――変じゃなかったの?」 と聞いた。 「ああ、変じゃねーよ。その・・・結構似合ってたけどよ・・・」 「ほんと?」 パッと顔を輝かせる蘭。 「あ、ああ。けどその、あんま、ああいう格好はしないほうが、その・・・」 「うん!ありがと、新一。新一に似合ってるって言ってもらいたかったんだ!」 と言って、満面の笑みを浮かべる蘭に、新一の胸は高鳴り・・・。 ―――うあ〜〜〜、ヤベェ、スゲエ可愛いよ。どうしよう、スゲエ抱きしめたい・・・。 「蘭・・・」 「ん?なあに?」 小首を傾げて上目遣いで新一を見る蘭に、新一は我慢できなくなり、抱きしめようとしたそのとき・・・ 「くぉ―ら、何やってやがる、スケベ団長」 と言って、ぬっと顔を出したのは演技を終えて戻ってきた快斗で・・・。 「あ、快斗くん、お疲れ様」 蘭がニッコリ笑う。 「サンキュ、蘭ちゃんもスゲエかわいかったぜ。最後もいっぱい練習した甲斐あって、ばっちり決まっ たな」 「うん!」 「いっぱい・・・練習した・・・だと・・・?」 途端に顔が険しくなった新一。 「あったりめえだろ?あれが1番大事なとこなんだからさ。そりゃもう何十回と練習したぜ?」 わざと挑発するようにニヤッと笑う快斗に、新一の血管はぶちぶちと切れ・・・ 「あ、蘭、あんたこの後の競技出るんでしょう?もうみんな行ってるわよ」 と、絶好のタイミングで蘭を呼びに来た園子。新一と快斗の険悪なムードに気付いていない蘭は、 「あ、そうだった。じゃ、わたし先に行くね?新一も早く戻ったら?快斗くん、着替えたらまた応援し てね」 とのんきに微笑んで、行ってしまったのだった。 残された3人は・・・ 「ま、今回は最後の運動会ってことで大目に見てやってよ新一君。後で、蘭のパンチラ写真あげるから さ」 と園子がニヤッと笑って言う。 「あのなァ、オメエ・・・」 「あ、その写真、俺も欲しい」 「!何言ってやがるテメエ!」 「あら、良いわよ。焼き増しするから。志保ちゃんも欲しいって言ってたし」 園子の言葉に2人とも絶句する。 「ねえ、早く戻ったほうが良いんじゃない?蘭、次のに出るのよ」 と言う園子の言葉に、2人とも我に帰り、 「―――後で覚えてろよ」 と新一が言うと、 「あ、俺蘭ちゃんの応援で忙しいから忘れるわ、多分。ワリィな」 と快斗はニヤッと笑い、服を着替えるべく、走って行ってしまったのだった―――。 新一はムッとしたが、仕方なく自分の席に戻り―――そして、当然のように赤組の蘭の応援をして白 組の女子に睨まれる羽目になるのだった・・・。 結局その日の結果は・・・蘭の挑発ルック(!)による演技と、新一の応援(?)の成果か、赤組の優勝 で幕を閉じたのだった―――。 その後、蘭のパンチラ写真が裏で数千円の値で取引されたとか、されないとか、またソレを聞きつけ た新一と快斗が、疑わしい男子をボコボコにしたとかしないとか・・・。それはまた、別の話・・・。 fin
この作品はリクエスト権を取得された夏輝様のリクエストによるものです。 「新蘭快」の運動会と言うことで・・・。いかがでしょうか。運動会って、その学校によって結構違いが あるものだと思うんですけど。わたしの中学校のときってこんな感じだったかな、と言う感じで、ちょ っと遠い昔(笑)を思い出しながら書いてみました。気に入って頂けたら嬉しいです!