「―――なんか、変な感じ」
あたしの言葉に、道明寺が眉をひそめた。
「ああ?何が」
「あんたが傍にいるのが」
「どういう意味だよ」
「だって、今までずっと離れてたから―――画面越しに見るのに慣れちゃった感じ?」
「―――これからはずっとそばにいられるだろ」
「そうかなあ。またすぐどっか行っちゃうんじゃないの」
「おい」
「でも別に、それでもいいけど」
「はあ?」
「どんなに遠く離れてても―――自信、あるから」
そう言ってあたしは微笑んだ。
「あんたのこと、ずっと思ってるっていう」
あたしの言葉に。
道明寺は頬を染め。
それから嬉しそうに微笑んだ・・・・・。
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