80000hit企画U 〜快斗編〜 俺の猫
「か〜わいい〜〜vv」
そう言って、蘭ちゃんは子猫を抱き上げるとその鼻面にチュッとキスをした。
その光景を見て、俺の心臓が跳ねる。
「・・・いいなあ、猫・・・」
ボソッと呟いた俺の声に、蘭ちゃんがそのかわいい笑顔を向ける。
「ね、可愛いよねvv首輪つけてるから、どこかで飼ってる猫だよね」
「・・・・・」
彼女のまじボケに、小さく溜息をつく。
ま、慣れてるけどさ・・・。
子猫を降ろし、バイバイ、と小さく手を振るその仕草も、いとおしそうに子猫を見送るその瞳も、俺
には眩し過ぎる。
「俺も、猫になりたいなあ」
思わず本音が零れる。と、蘭ちゃんはきょとんとした表情で俺を見る。
その顔も、かわいいんだって・・・。
「猫になりたいの?何で??」
「そりゃあ、自由気ままだし?」
「うん?」
「蘭ちゃんに抱っこしてもらえるし?」
「え・・・・・」
「蘭ちゃんにキスしてもらえるし?」
「////////////」
まさにゆでだこ状態。真っ赤になって口をパクパクさせてる蘭ちゃん。そんな彼女がまた可愛くって
、愛しくって・・・
「か〜わいいvv蘭ちゃん」
にっと笑って見せると、途端にぷうっと頬を膨らませる。
「もう!またからかったのね?」
「からかってなんかないって。俺はいつだって本気だぜ?」
「もう、また〜・・・」
拗ねたように横を向いてしまう蘭ちゃん。
そんな顔もかわいいんだけどさ、やっぱ俺のほう向いて欲しいよなあ・・・
俺は苦笑いして・・・ふと、悪戯心が芽生えてくる。
「なあ、蘭ちゃんって猫みたいだよね」
と言った俺の言葉に、「え?」と振り向く蘭ちゃん。俺はすかさず彼女に近付き―――
ちゅっvv
蘭ちゃんの、鼻の頭にキスをした。
「か、か、快斗くん〜〜〜っ/////」
真っ赤になって慌てる蘭ちゃんに、ぺろっと舌を出してみせ。
「さっきの蘭ちゃんの真似vv俺の猫は、蘭ちゃんなvv」
そう言って、彼女の先に立って歩き出す。
蘭ちゃんが、後でまだ何か言ってるが、俺は気にしない。
気分は上々。
今日はこれから、俺の猫と何して遊ぼうか・・・?
快斗編です〜vv2人の関係?友達以上恋人未満・・・ってところでしょうか?
かわいい2人vvを目指してみました♪
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